
今日は午後1時半から都市計画審議会が開催されました。
第1号議案は、千葉都市計画道路の変更についてです。社会経済状況の変化や人口減少、少子高齢化の進展、開発計画の停滞など、都市計画道路の立案時の想定条件に大きな変化あること。市計画道路の総延長は約402kmで整備率は7割で、未だに約96kmが長期間未整備になっている状況です。そうした中で、「都市計画道路の見直しガイドライン」(平成18年度)策定。整備の実現性について分析、見直し対象路線の選出し、検証を行っています。見直し案として廃止対象路線の公表を2012年12月に行い、パブコメを実施。見直し修正案を2014年3月に公表、公聴会を経て変更案を作成したものが今回提案された内容です。
見直しにあたっての市民意見はどのように取り入れられたのかなど質問しました。自治会等から存続要望があった路線については再検討し、廃止を一旦取りやめの対応を行ったとのこと。私から廃止となり、現況の道路や代替道路となる路線の歩道等の安全対策を図るよう意見を述べました。
第2号議案は地区計画の決定についてです。美浜区の稲毛海岸5丁目の公務員宿舎跡地の3.4ヘクタールについて、今後開発が想定されることから、周辺環境と調和した開発計画を確実に誘導するため、建築物の高さ最高限度10m(プラウド戸建てに近接する部分)と、31m(緑地に近接する部分)の地区計画を決定するというもの。この土地については財務省として一般競争入札で処分を行う方向です。そのスケジュールはまだ示されていません。
しかしながら、先行で分譲されたエリア(野村不動産・プラウド)では子育て世代が入居し、公立保育所では定員超の状況、子どもルームも満杯状態であることから、さらに新たな住宅が開発されれば、さらに足りない状況も想定されます。私からは、「財務省との協議を行い、現状を伝え、一気に住宅を造ることのないよう処分方法のあり方について求めるべき」と指摘しました。財務省は制限をかけることに難色を示しているようです。
第3号議案は、地区計画の変更についてです。緑区高田町の一部の面積約19.7ヘクタールという広大な土地に計画戸数611戸の戸建て住宅(50坪・165㎡)を建築。2016年3月末整備完了予定になっています。実際に現地を確認してきたことについては先日ブログでお伝えしました。
当地区は2013年3月に、地区決定されて、戸建て住宅や集会所、保育所等の公益施設が建築可能としていたものを、一定条件の下で医療施設(診療所等を想定)や日常生活に必要な店舗(コンビニ、美容院等を想定)の立地を可能にするために、地区計画を変更するというものです。
この地区は、誉田駅から1キロ圏内での開発行為です。駅周辺の店舗への買い物を想定していますが、若い世代が入居することになります。若い世代は外房線以南の大型店への車利用も考えられ、大網街道の慢性的な渋滞への対応を求めました。
保育所用地が確保されているということで、街ができあがる際には、保育所の整備の対応についても求めました。