今日から16日まで環境経済委員会で、氷見市、金沢市、新潟市を視察します。初日の今日は富山県氷見市に伺いました。人口約5万人の市です。平成の大合併では合併せずに単独市政を選択しています。
 協働のまちづくりと市庁舎について説明を受けました。同市の第8次総合計画・重点プロジェクトとして、市内1町19カ村の地域力発揮・向上プロジェクトを掲げ、中山間地域等における集落の機能維持や活性化を図るため、旧町村の枠組みによる人々の絆を大切にした支え合いのコミュニティ活動を支援する取り組みを進めています。1つは、地域の課題について、皆で考え取り組む、住民のためのまちづくりを推進する母体である地域づくり協議会の設立支援。2つは、地域と行政をつなぎ、住民のみなさんと一緒にまちづくりについて考え支援する地域担当職員についてです。協議会は、自治会、社協、老人会、青年団、防災会などの団体や地域住民で構成されるもので、設立に向けた支援については10万円の助成。協議会設立後の活動に要する経費として40万円(最長3年)を支援するというものです。さらには地域協働提案事業に対して限度額200万円(補助率3分の2、3年間)を助成する事業があります。地域づくりという点ではワークショップによる住民参加を位置づけて、ファシリテーターの支援を行い、対話を重視されています。

 市役所庁舎は、旧県立高校の体育館を転用して整備されています。市役所と議会棟が左右に分かれています。この庁舎の案内は本川市長自身が行い、職員や市民からの意見、ワークショップを積み重ね、庁舎整備に活かしたとのことで、かなりオープンな市役所という印象を持ちました。職員と市民を隔てるようなカウンターはあまりありません。プレゼンテーションやワークショップを行えるスペースが確保されていました。