今日から一般質問が始まりました。日本共産党千葉市議団からは中村きみえ市議と、ふくなが洋市議が登壇しました。


 中村きみえ市議は、平和行政に関連して、「平和都市宣言」を宣言している千葉市として、安全保障法制関連法案、いわゆる「戦争法案」の審議の事態をどう捉えているのか、「戦争の悲惨さを伝える平和啓発を推進している千葉市としての考えを示すべきではないか」と質しました。日本共産党の示す「戦争法案」の3つの問題点を中村市議は示しましたが、市は「国会の場で十分な議論が行われるべきもの」として、首長としての「戦争法案」に対する態度表明を避けました。
 中村市議は、ある県内自治体の市長の「立憲主義の崩壊、法治国家がなくなる。そういうことがないように、戦後の夜明けから戦前に戻ることがないように願っている」「怖いのは、自民党の中でも昔は止める人がいたのに、今はいるのかいないのかわからない状態」と懸念を示していることに触れ、熊谷市長に対し、自治体の長としてリーダーシップが問われると指摘しました。

 選挙事務について、市職員が減らされている一方で人材派遣が増えていたり、この間の選挙でミスの発生があることから、選挙体制について検証し、正確な選挙事務の執行を求めました。また18歳選挙権に関連し、スウェーデンでの実際の立候補者や政党幹部が中学・高校を訪れて演説を聞き、模擬投票を実施ていることを示し、政治を身近に感じてもらう取り組みを求めました。


 ふくなが洋市議は、指定廃棄物最終処分場の選定問題1つの質問です。市長は、議会の決議を受け、排出自治体における保管も含め再協議を環境省に求めているというのはこの間の経過ですが、ふくなが市議は、福島県の帰宅困難地域の状況や、塩谷町での長期管理施設の反対運動などの調査や市民から寄せられた声をもとに、「市長は国ではなく市民に向き合うべき」「計画の白紙撤回や反対という声に応え、反対を明確にすべき」と質しました。
 環境省に「再協議」を申し入れ、市議会の「決議」を尊重したとの理由は述べましたが、反対の立場を明確に答えませんでした。