今日、各常任委員会が開催されました。環境経済委員会では、東京電力千葉火力発電所敷地内への指定廃棄物処分場(長期管理施設)の候補地選定に関わって、市民団体や市民のみなさんから請願1件と陳情3件が提出されました。
請願は、千葉市中央区の東京電力千葉火力発電所内を千葉県指定廃棄物最終処分場候補地として調査、建設の受け入れ判断をしないよう求める請願-「市民の声を考慮することなく、中央区の東京電力火力発電所内を千葉県指定廃棄物最終処分場候補地として、処分場の調査、建設の受け入れ判断しないよう求めます」という内容。
陳情は、①指定廃棄物の最終処分場候補地に関する情報開示と再協議を求める陳情-「情報開示と排出自治体における再協議。住民不在の判断で国と協議を行ったり、調査の受け入れや調査をしないこと」を求める内容。
②放射性廃棄物最終処分場候補地選定に関する陳情-「住民に情報公開を徹底すること。住民意見の聴取の場の設定、住民合意ができない場合は市として反対の表明を」と求める内容。
③放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場建設に関する陳情-「住民への周知と積極的な広報。明らかになっていない部分の情報公開。直下型地震が起きた場合の災害等のシミュレーション。住民への影響を具体的に示すこと。住民へのリスクが大きい場合には市として反対の表明をすること」を求める内容。
【採決の結果】
◆請願 賛成:共産/反対:自民、公明、未来民主、無所属議員
①陳情 賛成:自民、公明、未来民主、無所属/反対:共産党
②陳情 賛成:共産、無所属/反対:自民、公明、未来民主
③陳情 賛成:共産、自民、無所属/反対:公明、未来民主
請願に対して、他会派が反対理由として持ち出してきたのは、先日の「排出自治体での保管を行うための再協議」を求める決議。「再協議の決議を出している側として、この請願の主旨には反対である」という意見を述べています。この請願には当初、共産党、市民ネット、未来民主の議員(一部の議員)が紹介議員になっていましたが、未来民主の議員が紹介議員を取り消しています。陳情①については、他会派は「再協議の決議に沿ったものであり賛成」。陳情②についても他会派は、「理解はするものの、再協議の決議の立場から考えると賛成できない」「住民合意できない場合といった仮定のことが入っている」などとの理由をつけて反対。陳情③についても反対した会派は「決議」の内容を持ち出して反対しました。
私は陳情①については、「排出自治体での保管を前提とする再協議となるならば、処分場の設置場所の是非だけでなく、各自治体に保管を求めることは立ち入りすぎになる。そもそも東電(事故)によるものであることや、国も原発政策を続けてきた責任があり、日本共産党としては計画の白紙撤回を強く求めているので賛成できない」と述べました。
請願と陳情②③については、「情報公開については環境省も市も積極的に行う必要がある。この間、環境省との質疑応答で納得できる回答はなく、液状化やコンビナート災害への考慮もされていないことが明らかになっていることなどを踏まえれば、反対の表明をすべきであるので陳情に賛成」と意見を述べました。
請願・陳情によって他会派の賛否が分かれてしまったことについて、どのように感じられたでしょうか。
請願は、千葉市中央区の東京電力千葉火力発電所内を千葉県指定廃棄物最終処分場候補地として調査、建設の受け入れ判断をしないよう求める請願-「市民の声を考慮することなく、中央区の東京電力火力発電所内を千葉県指定廃棄物最終処分場候補地として、処分場の調査、建設の受け入れ判断しないよう求めます」という内容。
陳情は、①指定廃棄物の最終処分場候補地に関する情報開示と再協議を求める陳情-「情報開示と排出自治体における再協議。住民不在の判断で国と協議を行ったり、調査の受け入れや調査をしないこと」を求める内容。
②放射性廃棄物最終処分場候補地選定に関する陳情-「住民に情報公開を徹底すること。住民意見の聴取の場の設定、住民合意ができない場合は市として反対の表明を」と求める内容。
③放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場建設に関する陳情-「住民への周知と積極的な広報。明らかになっていない部分の情報公開。直下型地震が起きた場合の災害等のシミュレーション。住民への影響を具体的に示すこと。住民へのリスクが大きい場合には市として反対の表明をすること」を求める内容。
【採決の結果】
◆請願 賛成:共産/反対:自民、公明、未来民主、無所属議員
①陳情 賛成:自民、公明、未来民主、無所属/反対:共産党
②陳情 賛成:共産、無所属/反対:自民、公明、未来民主
③陳情 賛成:共産、自民、無所属/反対:公明、未来民主
請願に対して、他会派が反対理由として持ち出してきたのは、先日の「排出自治体での保管を行うための再協議」を求める決議。「再協議の決議を出している側として、この請願の主旨には反対である」という意見を述べています。この請願には当初、共産党、市民ネット、未来民主の議員(一部の議員)が紹介議員になっていましたが、未来民主の議員が紹介議員を取り消しています。陳情①については、他会派は「再協議の決議に沿ったものであり賛成」。陳情②についても他会派は、「理解はするものの、再協議の決議の立場から考えると賛成できない」「住民合意できない場合といった仮定のことが入っている」などとの理由をつけて反対。陳情③についても反対した会派は「決議」の内容を持ち出して反対しました。
私は陳情①については、「排出自治体での保管を前提とする再協議となるならば、処分場の設置場所の是非だけでなく、各自治体に保管を求めることは立ち入りすぎになる。そもそも東電(事故)によるものであることや、国も原発政策を続けてきた責任があり、日本共産党としては計画の白紙撤回を強く求めているので賛成できない」と述べました。
請願と陳情②③については、「情報公開については環境省も市も積極的に行う必要がある。この間、環境省との質疑応答で納得できる回答はなく、液状化やコンビナート災害への考慮もされていないことが明らかになっていることなどを踏まえれば、反対の表明をすべきであるので陳情に賛成」と意見を述べました。
請願・陳情によって他会派の賛否が分かれてしまったことについて、どのように感じられたでしょうか。