自民党・公明党・未来民主ちばの3会派が提案した「千葉市内での指定廃棄物処分場建設候補地選定について再協議を求める決議」について、日本共産党を代表して中村きみえ市議が反対討論を行いました。内容については、PDFと画像を添付していますので、そちらをクリックして下さい。

 日本共産党は、直下型地震が起こる可能性の高い中、津波、液状化、側方流動などのリスクが高く、人口密集地であり、東京湾の漁場につながる場所になぜ設置をするのか、住民合意もなしに一方的に押し付ける問題について、計画の白紙撤回をとかねてより主張してきました。
 今回の発議の内容は、5項目にわたって候補地が適していないことや情報公開されていないことには、わが党も主旨は同意できますが、「それぞれの排出自治体内での保管を行うための再協議を強く求めるものである」という文言には、同意できません。
 その理由は大きく2つです。
 1つは、情報公開も住民自治も無視して、一方的に場所の選定を決めつけて結論を押し付ける非民主的なやり方に対して、市民は憤っています。再協議であれば、協議した後に受け入れることへとつながりかねない。現時点では、反対の立場を明確にすべきであること。
 2つは、それぞれの排出自治体内で保管を行なうための再協議を強く求めるという点。処分場の設置場所の是非だけでなく、現時点で、各自治体に保管を求めることは、立ち入りすぎであり、責任を排出自治体に負わせて、自治体同士の対立を招きかねない。

 日本共産党はあくまでも国と東京電力の責任で、情報公開、説明責任を果たし、解決策を示すよう求める。国が一方的に決めつけて押しつけようとしている計画そのものの白紙撤回を強く求めます。市民のいのちと安全を守るために、住民の声を十分に聞き、住民自治の立場で、この問題について取り組んでいきます。

発議第4号・千葉市内での指定廃棄物処分場建設候補地選定について再協議を求める決議についての反対討論はこちらをクリック⇒cwpc_.pdf

 以下、反対討論の画像も掲載しましたので、ご覧下さい。