
もりた真弓市議に続いて、野本信正市議が質問を行ないました。質問は、航空機騒音について、法務局跡地への特別養護老人ホーム建設について、超高齢社会における医療機関への交通対策についてです。
航空機騒音については、これまで羽田空港拡張に伴い、南風時に千葉市上空を通過する航空機の騒音問題がありました。8月26日に国土交通省は「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」を設置し、発着回数増と新ルート設定に伴う騒音予測図を示しました。1時間当たりの発着回数が最大80回から90回に拡大、1日当たり107回増、年間発着数も現在の約44万7千回から最大約3万9千回増やす計画となっています。15時から19時の時間帯は千葉市上空の飛行はない計画にはなっていますが、1時間当たり現在の40回から41回に、ピーク時には44回の増便が示されているとのことです。
野本信正市議は、これまでの飛行ルート変更によって騒音地域が広がっていることを若葉区加曽利町の住民から「もう限界です。助けて下さい」との痛切な訴えがあることに対する市の対策を直接伝えることと飛行ルート下の住民の声を聞き、十分把握して国と協議することを求めました。さらに、抜本的な解消のためには海上ルートへの変更を引き続き求め、羽田への安全な着陸を阻害している「アメリカ軍横田基地による制空権」の問題でも、協議会で市が提案し、全体で対応するようリードすべきと求めました。
法務局跡地への特養老人ホーム建設では、法務省が用途廃止をして財務省から市へ利用の紹介があった時には応募して、畑通勤寮跡地と同様の定期借地権で、社会福祉法人の利用を募るよう提案し、実現に向けての努力を求めました。
超高齢社会における医療機関への交通対策については、若葉区大宮台から市立青葉病院・大学病院行きのバスが採算に見合う利用客がなかったため8月で廃止となったことについて、新しい交通施策として、県内自治体でも取り入れられているデマンドタクシーを取り入れて、バスの廃止で困っている大宮台の地域で実施するよう提案しました。
日本共産党千葉市議団は、10月2日にあぐい武夫市議が午前11時に。その後にふくなが洋市議が一般質問を行ないます。議会も最終盤となりました。