先週12日に行なわれた環境経済委員会の報告です。補正予算2件と工事請負契約、陳情1件です。
 補正予算の1つめは、再生可能エネルギー等導入推進基金事業で、国が2011年度から同基金事業による支援を自治体に行なってきたもので、千葉市は今回、避難所となる公共施設への太陽光発電や蓄電池設備を導入するという事業を提案し採択され7億円補助されたというものです。私からは地元雇用と地元経済の活性化に寄与するよう地元業者への発注を求めました。

 もうひとつは、一般廃棄物処理基本計画作成で、内容は今後の清掃工場のあり方やゴミ処理の計画を作成するための補正予算です。千葉市には3つの清掃工場(北谷津・北・新港)あり、北谷津清掃工場を28年度末で停止し、環境アセス、解体、建設工事を行ない、38年度から運用開始。新港は33年度から37年度まで環境アセス、38年度から42年度まで炉のリニューアル整備、43年度から運用開始。北については42年度まで延命化をはかり、3用地2工場体制で行なう内容です。そもそも市は2012年の議会などで北谷津清掃工場の代替施設は不要となり、建設事業費が将来にわたって節減できると説明してきました。しかし、これが誤解を与えるという指摘から、清掃工場のあり方について今年度になって説明してきました。新港のリニューアルには概算で200億円、北谷津代替施設は312億円(これまでの説明では180億円)と説明。
 私からは、清掃工場のあり方は市民に影響するだけに、市民参加、市民への周知と理解が求められているが、補正予算の説明ではプラスチック製容器包装の分別については触れられていないこと、清掃工場建設ありきで進めるのではなく、分別を広げることや3Rの徹底こそ進めるべきであると指摘し、市民には家庭ごみ有料化をしながら、清掃工場には多額の予算がつぎ込まれるため、補正予算には賛成しかねると意見を述べました。

 工事請負契約と陳情については後日掲載します。写真は美浜大橋から西の空を撮影したものです。