先日お伝えしましたが議会開会初日に、千葉市男女共同参画ハーモニー条例の一部改正について提案説明を行ないました。その提案について、12日に行なわれた環境経済委員会で審議されましたが、結論として賛成少数で否決されました。しかし提案対し、「今回出された発議については重要であるし、LGBTへの対応は必要だが、条例提案の審議に十分な時間がないので継続を」と2つの会派から「継続」の意見が出されました。

 条例改正の目的は、同条例の第3条第1号にある「性別による差別的取扱い」に「(性的指向及び性的自認による差別的な取扱いを含む。以下同じ。)」を加えるというもの。個人の尊重、性の多様性を認め、社会として向き合い、差別的な取扱いをなくしていこうという主旨です。
 反対した会派からは性的マイノリティーについて真っ向から反対という態度ではなく、「新ハーモニープラン後期計画が27年度までとなっているので、そのような具体的施策の中での位置づけを」「あえて特出しする必要はないのではないか」などの意見が出され、否決となったことは残念でなりません。
 私から最後に意見として、市の相談窓口は専門の窓口ではなく、他の専門機関に紹介するなどの対応に留まっているため、相談も1年に1件ないし2件という状況であり、市が条例にしっかりと位置付けて対応するよう述べました。
 引き続き、条例提案の主旨が千葉市に生かされるよう求めていきたいと思います。