
今日8日夜に日本共産党中央委員会が始める「理論活動教室」に参加をしてきました。これまで古典・綱領講座がありましたが、月1回のペースで同教室を開催する予定です。講師は、不破哲三・党社会科学研究所所長です。第1回目は、「日本共産党の理論活動史」。ソ連との公開の理論闘争開始からちょうど50年となります。その到達点だけでなく、「そのプロセスをわかってもらいたい」と不破所長は、今回の教室の主眼と述べました。
旧ソ連とソ連共産党が崩壊後、イタリアやフランスの共産党は党名を変えたり、マルクスの考えは間違いだと科学的社会主義の立場になくなり、衰退の一途をたどり、党は存在するものの現在では姿が見えなくなりました。それらの国々の共産党の理論は、「ソ連の借り物」だったわけです。
そうした中で、日本共産党はソ連(スターリン、フルシチョフなど)や中国(毛沢東)からの干渉(分派活動、武装闘争路線、日和見主義)をはねのけて、科学的社会主義の現代的発展に力を注いできた歴史があります。
ここで何と言っても「自主独立の立場」を日本共産党が確立したことが、その後の大きな力になっているのは言うまでもありません。ソ連などの共産党がどんなに大きな党であっても、その理論を「絶対」とせず、「資本主義国の中での民主主義革命」「アメリカからの真の独立」を理論として構築してきました。同教室で、不破所長は当時使った文献などを用いて、ソ連や中国からの干渉、その後の北朝鮮との断絶への過程を、当時の党代表訪問団の状況を含め示されていました。
これからの同教室の内容が楽しみです。なかなか学ぶ機会というのはなかったので、さらに文献などを読むきっかけにしたいと思います。