受験と、これから入学シーズンを迎えます。日本の学費は世界一高い学費となっています。市議会でも高い学費の現状を踏まえ、また卒業後に借金を抱えて、働かなければならない実態を取り上げ、給付制奨学金制度の創設を求めています。
 大学の学費は、私立で平均131万円、国立で81万円となるなど、家計への重い負担となっています。国立大学運営費交付金、経常費への私学助成が減らされ続けてきた結果です。世界の国々では、学生は将来の宝であり、日本のように高い学費を求めているところはほとんどありません。一昨年に日本は国際人権規約にある高等教育の段階的無償化条項を受け入れています。お金の心配なく学べる環境が必要です。


 日本学生支援機構の奨学金を借りた場合に、300万円から500万円の借金を抱えて卒業することになります。就職できなければ、また就職できてもこれだけの額を返済するのに、20年かかります。学生の負担軽減が求められています。(グラフは、しんぶん赤旗日刊紙2日付より)