今日午前10時から、議会改革推進協議会が開催されました。主な協議事項は、予算・決算審査5分科会における質問時間についてです。昨年9月の決算審査分科会の検証を行なって見直しを進めるために協議が行なわれてきました。質問時間について30分、45分、60分、制限なしの意見が分かれています。時間だけで判断するのではなく、5分科会に分けたことによる審査充実、少数意見の反映などの課題があり、事前に時間制限をかけるのは疑問が残ります。議会改革推進協議会は市民の傍聴もできます。こちらからももっと発信しなければならないと感じました。この他に、議会運営委員会が長崎県議会の通年議会の取り組みを調査した報告、政策条例策定体系検討チームの検討状況の報告がありました。

 私が所属するICT化推進チームからも中間報告を行ないました。このチームは、議会改革の根幹となる千葉市議会の「基本理念」から出発しています。情報化社会の進展している一方で、議会の情報化の遅れが背景にあり、議会においても一般世間並みのICT化と情報リテラシーの向上は必須課題となっています。検討チームでも、「タブレット端末を導入するのはどうか」「議会内にWi-Fi環境を整備するのはどうか」「議員への情報伝達に課題があり、議会事務局の負担軽減も考えるべきでは」「費用対効果はどうなのか」「市民への情報発信・伝達の遅れがある」など、様々な角度からの検討を行なってきました。これもまだ継続して議論していきます。
 具体的取り組みの一つとして、「行政情報(資料)に常時アクセス可能な環境を構築」し、各議員のパソコンやタブレットからアクセス可能とすることや、情報伝達・提供についてもこの仕組みを活用することなどを提案しました。最低限必要なものを整備するということです。今後も、同協議会で検討されます。