今日午前10時から防災・危機対策調査特別委員会が開催されました。調査案件は、液状化対策の進捗状況についてです。昨年10月15日から観測を開始した地下水位低下工法の中間報告と地元説明会などの今後のスケジュールについて説明を受けました。先月1月には、地下水位低下工法が有効とされる磯辺63自治会、さらに検討地区とされる磯辺8丁目と真砂5丁目に対して液状化対策推進委員会の内容を報告されています。
 私からは、国の事業である液状化対策事業は、2015年度までを事業期間としていて、これから検討に入る地区が事業計画を上げるのには期間があまりに短いため、適用期限の延長を国に対して求めているのか、検討しているのか。格子状地中壁工法は、補助を出しても200万円と高いコストであり、全世帯が実施しないと効果が確保できないため、住民合意が不可能なこともあり得るし、地下水位ができない地盤の地域は、格子状しか選択肢がないため、他の工法についても学識経験者などに検証を行なっているのか質しました。「国へは期間延長を要望・申し入れを行なっている。延長されるのではないかと考える」「格子状についてはなるべくコストがかからないようにしていく」「国の補助についてはまだ決まっていない」とのことでした。

 次に、東日本大震災被災地派遣職員による活動について、消防局職員と保健福祉局、美浜区保健福祉センターの職員から報告を受けました。具体的な活動については、市民にも知っていただきたい内容も数多くありました。そのもとで、派遣活動から得た課題を直接現場で活動された職員の方から出され、派遣体制の見直し、被災地で活動する環境づくり、関係機関との連携など、これから起こると予想されている各地での地震・自然災害への対応に生かされなければならないものがたくさんありました。被災地派遣された職員の方々、本当にお疲れ様です。