千葉市議会は昨日閉会しましたが、ふくなが洋市議の一般質問や討論について報告します。ふくなが洋市議は、非婚世帯と子育て支援について、性的少数者への配慮について、大都市制度について、大気汚染対策について、一般国道357号について取り上げています。
 非婚世帯と子育て支援については、2013年9月4日に最高裁で結婚していない男女間の子の遺産相続の取り分を結婚した男女の半分とした民法の規定を「法の下の平等」に反するとの違憲判断を下し、「子にとって自ら選択する余地のない事項で不利益を及ぼすことは許されない」とする結果です。

 ふくなが市議は、「歴史的な結果は自治体にも影響をもたらすと考えるが、自治体としての課題は何か」「出生届に嫡出子かどうかの記載欄の問題、未婚の母に対する税法上の不利益、父から認知されていない子は遺族基礎年金を受給できない問題にどのように取り組むのか」と質しました。
 市は、「最高裁決定の趣旨等を踏まえ、制度変更のあった場合には、その動向を踏まえつつ、適切に対応していくことが課題」「遺族基礎年金については国民年金法に定められていることから、決定を受けた制度の変更があった場合には、市民、関係する子どもたちが不利益を被ることがないよう適切に対応する」と答えました。
 大都市制度については、政令市移行時の課題と検証、住民福祉の向上への寄与、県と政令市の役割等を歴史的経過を含めての質問です。