一般質問の3項目は、学校跡施設の利活用についてです。学校跡施設の利活用について、議会前に旧高洲第二小学校区の住民へのアンケートや、旧磯辺第一小学校区の地域住民のみなさんから寄せられた声を紹介し、学校適正配置地元代表協議会からの要望や磯辺の跡地検討会の要望書などを踏まえて質問を行ないました。防災の関係では、フィリピンのスーパー台風の関係で「国内でも備えは万全ではない」という新聞報道を紹介しました。
 市の行なった意見募集では、磯辺の学校用地返還と高洲・高浜地区の第二小学校の売却に対して反対。福祉施設や防災機能、市民活動施設の整備を求める内容です。
 私からは各地区の要望書への回答がほとんどないこと。結論だけを押しつけるだけで住民の意見を聞くべきではないかということ。住民と行政で跡施設利用を総合的に協議できる場を設けるべきではないこと。防災機能を確保するよう企業庁へ求めることなどを求めましたが、市は、「検討状況と今後の進め方について公表した。1ヵ月にわたり意見募集した」「3地区について一体的な検討を行なった。個別の求めに際し説明をおこなったので改めて協議の場は設置しない」「体育館のほかに教室等も活用することから収容できる。磯辺1小と2小について、企業庁に対し、防災機能を確保するよう求めるのは難しい」と答弁しました。

 最後に、こうした施設が減らされれば、地域住民にとってマイナスの影響を与えること。地域に根差した学校施設を「資産経営」という観点で減らすのではなく、地域をいかに発展させ、住民が地域に住み続けられるまちづくりを進めるという視点に立つべきであるということを強く求めました。写真は旧高洲第二小学校。