今日は午前10時から一般質問が始まり、午後にあぐい武夫市議ともりた真弓市議が一般質問で登壇しました。今日はあぐい市議の質問の概要について報告します。
 あぐい武夫市議は、公共施設見直し方針(素案)と草野水路の水害対策について取り上げました。公共施設の見直し方針(素案)は、学校や保育所、公民館、図書館など870もの公共施設を、今後30年間で総延べ床面積を15.7%縮減する内容です。「資産経営」の観点から、市民に一番身近な公共施設を「ハコモノ」扱いし、30年後を念頭に減らしていく方針であり、街づくりにとって大きな政策転換であり、多くの市民を巻き込んで考えるべき重大問題と述べました。
 ・素案の市民への周知と意見の吸い上げ
 ・地方自治法が位置づける「住民福祉の増進」の欠如
 ・資産経営の観点での議論
 ・教育、福祉の観点で議論できる体制の欠如
 ・各施設の目的や役割の軽視
 ・人口減少、超高齢社会前提の「縮減」
 以上の問題点などを指摘し、あぐい武夫市議は、「公共施設見直し方針(素案)は、策定の仕方も、内容も、扱い方も、問題ばかり。多くの市民の中で、徹底議論をすることを強く求める」と述べました。

 草野水路の水害対策については、3年前の台風10号による豪雨で水路周辺で浸水し、今回の台風26号で再び被害が出たことについて、災害見舞金制度の改善、雨水が一気に水路へ流れ込まないための対策、調整池・貯留管・浸透桝の多数設置、ネクスコ東日本やJR東日本の高架下への調整池や貯留管の整備を求めることなどを提案しました。水害は、市民のくらしと財産を脅かす重大問題であり、現場調査と住民の生の声を聞き、関係部局連携で対策を強化するよう求めました。