今日午前10時から防災・危機対策調査特別委員会が開かれました。調査案件は、台風26号への対応状況、九都県市合同防災訓練の総括と今後の対応、危機管理センター整備に向けた進捗状況、液状化対策の進捗状況についてです。
 調査案件に台風26号への対応について項目として入ったのは、先月21日に党千葉市議団として、議長と同特別委員会の委員長に緊急に委員会の開催を申し入れを行なった結果です。緊急の開催は各委員の日程の都合もあり、今日の開催になりましたが、申し入れが実った形となりました。


 各区の被害状況の把握や車両被害の状況、議員との情報共有などについて質しました。これまでの台風で、浸水が起った地域や急傾斜地がある地域などについてはパトロールを行なったり、事前に現場の把握などを行なっていることは共通してされていました。しかし、これまで被害のなかったところでの浸水や被害が出ていることからも、長時間で大量の雨で、下水の能力を超えたところでの被害についての質問も集中しました。

 液状化対策の進捗状況については、地下水位低下工法の実証実験の中間報告などの説明を受けました。当初想定した低下以上の沈下による影響はなく、地下水位は着実に低下していること、実験区域外への影響がないことなど報告され、一定の効果が得られているようです。12月には液状化対策推進委員会を開催し、来年1月には地元への説明会を行なう予定とのことです。
 私からは、復興庁との関係で、民間宅地への公的負担が未だ示されていないことから、等として国への予算要望を行なったことに触れて、「住民が住めなければ街として成り立たない」と述べて、千葉市としても負担割合を明確にするように復興庁への働きかけを積極的に行なうよう求めました。

 写真は、台風26号の時の美浜消防署・高浜出張所前の交差点。行き場を失った雨水が溜まってしまっている状態です。排水溝の落ち葉を除去によって、雨水は吸い込まれていきました。今回、こういう箇所が多かったと思われます。