毎年、この時期に第29地区町内自治会連絡協議会の1泊2日の研修が行なわれて、私自身も高洲三丁目自治会役員として毎年参加をしています。今日は茨城県つくば市にあるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の筑波宇宙センターを見学しました。研究学園都市の一角にあり、緑に囲まれた施設です。
 昨年、JAXA法の同機構の業務を「平和の目的に限り」行なうと定めた法の規定を削除する内容が日本共産党と社民党の反対のみで可決、成立しています。防衛省がどのような事態でJAXA側に協力を要請することを要請しているのか、沖縄の革新無所属の糸数慶子氏が質問しています。その当時の防衛政策局次長は、現時点で具体的な想定はしていないとしつつも、「防衛省が要請することもありうる」「安全保障、防衛分野においても、JAXAが役割を果たすことを期待している」と述べています。非軍事で進められてきた日本の宇宙開発を宇宙軍事利用へ道を開くものであること。当時の吉井英勝衆院議員が法改定の動機が日米共同のミサイル防衛のための早期警戒衛星の開発や防衛省が検討している小型偵察衛星打ち上げに、同機構を軍事動員することではないかと質し、局長もその可能性を示唆しています。
 「科学は平和の中でこそ栄える」という声が寄せられるなど、その問題点が元宇宙飛行士や大学教授等からも指摘されていました。

 こうした場所を地区連として研修先に選んでいただいていることに、どんな問題や課題があるのか深めることができて嬉しいです。