今日午前10時半から議会棟の理事会室で、『高洲・高浜・磯辺地区学校跡施設の利用方針(案)』についての申し入れと懇談を行ないました。市からは資産経営課、高齢施設課、危機管理課、防災対策課、スポーツ振興課、市民総務課、区地域振興課が対応されました。
 はじめに、今月21日に提出期限となっていた意見募集の状況について伺うと、46件・87の意見が寄せられているとのことでした。内容は、大きく5点で、スポーツ利用、高齢者施設、市民利用、防災、方針(案)全体への意見とのことです。
 昨日私どもが行なった磯辺地域への意見の聴き取りの中でも、「高齢者となっても住み続けられるような施設を」「建物の有効活用をしてほしい。スポーツができる場所も必要」「運動会も行なわれ、学校施設は地域コミュニティの場所」「この地域に高い建物がなく、防災面からも必要」「企業庁の用地(磯辺1小)について説明がないのは不安」などの声が寄せられています。
 その地域の「まちづくり」をどうするのかという点には、はっきりとした回答はありませんでした。庁内での資産経営に関しての会議をされていますが、実際の現場のところでの対応があまりにも見えないところから、「まちづくり」をどうするかという意見が出るのも当然のことです。

 また高洲地域では、学校跡施設利用方針案について「回覧」もされておらず、住民が知らない実態があり、参加者から「市が住民に対して説明をすべき」と意見が出されました。自治会がないところへの対応がなされていない実態もあり、住民側で情報を集めないかぎり、方針(案)そのものに触れることがなく市の方針(案)通り進められてしまいます。参加者から学校の歴史や地域の取り組み、過去の経緯も踏まえての意見が述べられました。