
日本共産党千葉市議団の「街づくり学習会」として「ごみ問題学習会」を千葉土建千葉支部の会館をお借りして開催しました。講師は、環境・資源・廃棄物問題研究家の岩佐恵美さんです。前回はごみの減量化の問題で来ていただきました。私が司会進行を務めました。
今回は『「家庭ごみ有料化」は、ごみ減量に有効か?』をテーマに講演していただきました。詳しい内容については「議会と自治体」9月号(党中央委員会発行)に論文を寄せていただいています。また、最近の著書では「考えてみませんか?ごみ問題」(定価1,575円)があり、とても参考になります。
「家庭ごみ有料化」は、ごみ処理施設にお金を使う日本の「廃棄物行政」があり、国は自治体への交付金を利用し、「排出されたごみをお金の力でいかに減量するか」を自治体に押し付けている実態がある。有料化で「市への協力はしない」「お金を払えばごみを出せる」「ごみの出し方が悪い住民を監視」など住民自治が壊れ、思いやりの心をなくしてしまうとの指摘。
千葉市のごみについても自治体と市民の努力によって、まだまだ減らせると言います。プラスチック容器包装の分別収集をやらないで、有料化によって痛みを押し付けるやり方は筋が通らず、事業系ごみへの対応の甘さも指摘されました。まだまだ資源化できたり、自前処理できるとのことです。
岩佐さんはごみ問題を実践を通じて取り組まれているので、いつも勉強になります。