この間お伝えしているように生活相談が多くなり、相談されてきた方の相談内容とその後の電話でのやりとりを聞くにつれて、マスコミでは「アベノミクス」を持ち上げて、株価の上昇や円安など表面的には良い印象を与えている報道をしていますが、実際には電気料金やガス料金、ガソリン価格の上昇、小麦や食用油など食料品の値上げが相次ぎ、国民・市民の生活を直撃しています。国民・市民の所得が増えないまま、生活関連の物価だけが上昇する最悪の事態になりかねません。「アベノミクス」にはこうした危険性があります。
 所得が増えないなかでの値上げが進めば、家計を圧迫し、生活防衛で購買力と消費を減らさざるを得なくなります。いつしか経験したように景気をさらに冷え込ませる可能性があります。そこに消費税増税が加われば、さらに冷え込ませることは確実です。
 最低賃金の引き上げや賃金そのものの引き上げなど国民の家計を応援する政策を急がなければなりません。大企業の内部留保の活用こそ必要です。

 写真は、先日、美浜大橋から撮影した西の空。夕陽がきれいです。