
今日は午前10時から代表質疑が行なわれ、みんなの党と市民ネットが行ないました。午後からは各常任委員会の委員長報告があり、その後の討論で会派を代表して、反対討論を行ないました。すべてを載せることは出来ませんが、大事な議案について載せたいと思います。
その一つが、千葉市市税条例の一部改正についてです。この条例改正は、東日本大震災からの復興に関し、地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る臨時特例に関する法律によるものです。復興費用の19兆円のうち全国の自治体が行なう「緊急防災・減災事業」の地方負担分など、年間8,000億円の費用をまかなう増税策として、低所得者や被災者を含め、個人住民税の均等割を引き上げるというものです。2014年から10年間、毎年度納税者一人1,000円(市・県民税)の増額となります。
単身世帯で、課税標準額40万円では課税の税額に対する割合は2%、同じく単身世帯で300万円の場合は0.3になります。課税標準額が200万円以下の方は60.3%を占めていますので、低所得者ほど負担率が高いことが明らかとなっています。
均等割の引き上げで、市内の被災者1万6,204人に、幅広く負担を強いるものです。引き上げ分を減免適用を求めました。そして、低所得者ほど負担が重くなる不公平税制であり、税制の基本は応能負担が原則であることを述べました。
もう一つは、千葉市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正。幕張新都心地域の大型店誘致について、56.4ヘクタールもの規模でイオンの旗艦店が進出してきます。それに合わせたかたちで地区計画が提案されています。
駐車場の確保、企業庁との契約期間、雇用の見通しが不透明であることや、大型店が進出した後に売り上げが落ちると撤退するケースがあること。そのために周辺の商店街は影響を受けて深刻な事態となっていること。すでに商店街が疲弊し、景気が落ち込んでいる中で、既存の商業施設への影響もあり、賛成できるものではないと述べました。
今日は自転車で議会棟に向かったため、髪の毛が少し乱れてしまいました…。明日は決算審査特別委員会分科会です。