今日は午前10時から代表質疑が行われ、午後4時から野本信正市議が登壇しました。国政への評価について、消費税増税と「社会保障制度改革推進法」について、市長は「将来安心できる社会保障制度を維持するためには、最小限の増税はやむを得ない」としていることに対し、「答弁の方向では市民の暮らしと福祉は破壊され、財政危機はさらに深刻になる」と野本議員は指摘し、増税を認めるべきでないと求めました。
 家庭ごみの有料化の問題では、2016年までに前倒しで、プラスチック容器包装の再資源化や大規模建築物の自前処理、事業系ごみの分別排出などをやるべきと求めましたが、「国の法制度の問題もあり、改正内容を見極めてから、収集・再資源化を検討する」に留まりました。
 航空機騒音問題では、若葉区大宮台をはじめとして騒音のひどい住宅地での測定と、市長の速やかな体感実施を強く求めました。市長は、「大きな地域にまたがっているため、それぞれの地域の意見を伺って、要望していきたい」としました。
 野本市議が特に強調して質問したのは「3年半の熊谷市政」についてです。野本議員は、「朝まで生テレビ」に出演した市長の発言で、「高齢社会でも何とかやっていけると勘違いしている人が多すぎる。今まで先送りしてきたから、これから一気に負担増がやってくる。先送りにした人たちがその痛みを感じるのは自業自得」としたことに対し、「自治体のやるべきことは、地方の財政確保を国に求め、市は大型開発などムダを削り、仕事や雇用を増やし、税収を増やす循環型公共事業などで財政健全化を進め、未来のことも、高齢者施策も一緒に進めていくことが必要」と市長の姿勢を質しました。