

館山市の赤山地下壕見学の前に、同市大網の大巌院の敷地内にある「四面石塔」を見ました。案内は、特定非営利活動法人安房文化遺産フォーラム あわ・がいどさんです。
1624年、雄誉霊巌上人が建立した四面石塔は千葉県指定文化財となっています。東西南北の4面には、ハングル・中国・漢字(日本)・印度の字で「南無阿弥陀仏」と刻まれていました。以下は、同法人のホームページからの引用となりますが、『「ハングル字形」が朝鮮国第4代王世宗が1446年に公布したものの、短期間で消滅したという創成初期の「東国正韻」式の字形といわれ、韓国にもない非常に貴重なものである。秀吉の朝鮮侵略と家康の朝鮮冊還使に関わる時代背景から、異国で亡くなった戦没者供養と平和祈願をこめて建立されたと推察される』
このことからかなり貴重な建造物であることがわかります。いま、韓国ドラマの「イサン」や「トンイ」がやっていますが、朝鮮王朝の歴史を感じるものだと思います。