
葛巻中学校の校庭の一角に設置されている地上設置型太陽光発電設備。発電容量は50kw相当です。

この写真は、木質ペレット。間伐した木材を利用して加工されています。宿泊場所や施設、住宅などのストーブで活用されています。
葛巻町を視察しました。同町は、人口約7,400人の町で、面積は千葉市の約1.4倍です。そのうち森林が86%を占めています。主な基幹産業は酪農と林業ということで、ミルクとワインの生産、カラマツを建築用材として生産しています。第3セクターによって地域を活性化させる取り組みを進めています。雇用人数は3社で150名(障害者含む)の雇用を創出。主にU・Iターン者を中心に雇用を創出しています。観光客数は現在、年間55万人となっています。新エネルギー(クリーンエネルギー)の導入以降、増加しています。福島原発事故後、自然エネルギーへの関心が高まり、視察も増えているとのことです。
町の主な新エネルギーは、風力発電です。今回は冬期ということで、風力発電は見ることができませんでした。この他、太陽光・バイオマス(家畜ふん尿・木質ペレット)があり、新エネルギー等導入事業費補助金で住民への補助事業を進めています。
自然エネルギーそのものの電力自給率は160%を超えていますが、ガソリンなど化石燃料などを使うと、町のエネルギー自給率は70%程度となるため、これを100%にするために、省エネにも取り組んでいます。