
決算審査3日目、今日は経済農政局と農業委員会、会計室、選挙管理委員会、人事委員会、監査委員事務局、議会事務局などの行政委員会の審査でした。
経済農政局では、労働対策と幕張メッセ建設事業負担金について審査を行ないました。労働対策は、以前は市民局が所管していましたが、経済農政局に移り経済対策と雇用対策が一体のものとなりました。若年層の雇用対策の位置づけについては、キャリアカウンセリング事業を進め、就職支援を行なっています。中小企業における雇用については、市内に3万事業所があり、企業家団体などと雇用のマッチングについて協議しているとのことでした。市内での正規雇用の拡大にむけ企業に働きかけを行なうよう求めました。
幕張メッセ建設事業負担金については、建設事業費の公債費償還に充てるために、千葉市は平成元年から県との覚書に基づいて、昨年度まで上限額6億8千万円(6億円の年度もありました)を負担金を払ってきました。これまで125億3千万円支出し、残りの39億6千万円を今後払っていくことになります。千葉市は県単独事業にかかわる補助率が県内の他市に比べて少ないにもかかわらず、千葉県への負担金は支払い続けてきていることから、財政危機ということも踏まえて、県に対し負担できないということを伝える努力も必要ではないかと指摘しました。
行政委員会では、選挙管理委員会について質問しました。成年被後見人の選挙権についてです。成年後見制度は、認知症や知的障害、精神障害のある人が、財産管理や契約で不利益を被ることがないように後見人をたてることが出来る制度ですが、後見を受けると参政権が奪われることになり、全国で訴訟も行なわれています。選挙管理委員会で議題としては具体的にあがってはいないとのことでしたが、先日、事務局の政令指定都市会議で、成年被後見人の状況について公職選挙法の改善要望を出したとのことでした。
来週からは一般質問が行なわれます。あぐい武夫市議が26日、中村きみえ市議が29日、野本信正市議が10月3日に質問を行ないますので、ぜひ傍聴していただけたらと思います。
写真は委員会室の机。今日の分科会終了後に撮影しました。