今日から議会が始まりました。市長の議案の提案理由の説明の後に、発議15号・千葉市国民健康保険条例の一部を改正する条例の提案理由の説明を、ふくなが洋市議が行いました。
 今回の改正によって、18歳未満を対象に国民健康保険料の一部を減免することにより、子育ての支援を図り市民福祉の向上に寄与しようとする内容です。
 厚労省はこの間、「社会保障と税の一体改革」の国保制度の改革で、年収300万円以下の世帯に対して、高校生以下の子どもの均等割保険料を9割軽減する制度を打ち出していました。稼働所得のない高校生に均等割りの負担を求めることは問題があり、社会保障改革で、政府は「子育て支援」の立場から、国民健康保険の軽減策を求めていました。
 こうした流れからも、千葉市でも2割軽減して、子育て支援を行うことを提案するものです。この提案ですと、現在の千葉市では、対象年齢のうち、軽減されていない子どもが17,532人、1割軽減者が1,346人、合計すると全体で約6,550万円の軽減となります。
 
 ふくなが洋市議は、「千葉市の国保財政が極めて厳しい時ではあるが、子育て支援、そして健康を守る立場からも必要な条例改正であります」と述べました。