今日午前中、名古屋市会の議会改革について伺いました。2009年に河村たかし市長就任後に、「住民分権を確立するための市政改革ナゴヤ基本条例」を提案。一方、議会もそれまでに政務調査費の領収書の公開など進めて、2009年12月に「議会基本条例研究会」、翌年3月に全会一致で成立するという、時間的にもタイトな中で議論を行なっています。研究会は各会派3名ずつの代表者の委員と学識経験者で構成され、月2、3回議論をおこない、あわせてテーマごとの分科会を設置し、議論されたそうです。傍聴する議員にも意見があれば発言できるようにもしたそうです。

 大阪市会と同様に、委員会はインターネット中継を実施し、政令市では初の議員間討議を行なっています。当局と質疑応答ではなく、議員同士が意見をぶつけ合うというもの。また市民が委員会の冒頭(正確には委員会開会前)に3分間市政について演説するという制度も実施されています。

 一宮市では国民健康保険税の減免について伺いました。他市町村にはない18歳未満の子どもがいる世帯の国保税の均等割3割減免、精神障害者手帳1・2級の方も。7割・5割・2割の法定減免された場合にもプラス1割減免を行なっています。これらは納付書が届く前に減免されています。他市からは問い合わせがあるようですが、広がらない状況があります。決して国保財政が豊かなわけではないのですが、こうした努力をされているのは学ぶべきところがあります。