
木村忠彦先生からは、原子力・核エネルギーの構造や原発事故の事例と概要などについて報告がありました。池上幸江先生からは、食品・水の安全性について具体的な数値を示されての報告でした。「ベクレルやシーベルトとは」など用語から放射性物質が人体へ与える影響についての解説がありました。
ちなみに…、
◆ベクレル…1秒間に何回放射線を出すかという単位
◆シーベルト…放射性物質が体内に入った時に生体に与える影響の単位
千葉県での当面の対応として池上先生から以下の点で指摘がありました。しかしながら、原発からの放射性物質のさらなる拡散もあれば、変更もする前提ということです。
・飲用水については、成人については特に問題はない。乳児・幼児・学童などについても危険性は低下している。
・野菜については、出荷制限しているもの以外は大きな問題はないが、気になる場合は、よく洗う、生ではなく水を使った加熱調理が望ましい、生産地や野菜の種類を多様なものにする。
・魚介類については、出荷制限のあるもの以外は危険性が低い。
最後には、水・食品の汚染問題から考えても、原発の安全性や必要性を根本的に考え直す必要があることや対策についてなどの指摘がありました。
まとまって学べる機会がなかったので、今日の学習会は大変勉強になりました。