本日午後1時に、熊谷俊人市長に対し、「市民の安全を守るための放射能対策を求める要望書」を提出、申し入れを行ないました。市議団からは、野本信正団長、もりた真弓市議、あぐい武夫市議、私が参加をしました。
 要望書の内容は以下の通りです。
 
 東日本大震災で重大な事故を引き起こした福島第一原子力発電所の1号機で、核燃料棒が溶融して圧力容器に穴が開き、格納容器も破損していることが明らかになりました。空気中や海中に放出され続ける高濃度の放射能によって、千葉県内でも高い放射線量が検出されていることから、「千葉市は本当に大丈夫か」など、不安の声が広がっています。…中略…見えない放射線への不安や子どもの健康を心配する市民に、誠実・適切に応える市独自の早急な取り組みが求められています。市議団は、千葉市が以下の対策をただちに実施するよう強く要望いたします。

1.市内の小・中学校、保育所、幼稚園、子どもルーム、公園など子どもたちの生活の場となっている施設で放射線量を継続的に測定し、結果を逐次公表すること。
 また学校給食の食材などについても検査し、子どもの健康を守るための適切な対応を図ること。
2.水道水の放射線量を継続的に測定し、結果を逐次公表すること。
3.食の安全の確保へ市内農畜産物や中央卸売市場の水産物を検査し、結果を公表するとともに、原発による生産者の被害は風評によるものも含めて補償すること。
4.高い放射線量が確認された場合の対応をレベルごとにマニュアル化し徹底するとともに、最高レベルにも対応できる備えを行なうこと。
5.放射能への正確な知識と対策について、市民に徹底を図ること。
6.放射能に関する問い合わせや相談等ができる窓口を開設すること。
7.以上の措置に係る費用は、東京電力と政府に負担を求めること。


 私からは、「東電が原発についての正確な情報を発信せず、国民から信頼を失っている。正確な情報があることによって取るべき行動も見えてくる。放射線量の数値だけが一人歩きしていくことは避けなければならないが、市民に正確な情報を」と市長に求めました。