先日、茨城県潮来市へ行きました。潮来市日の出地区は、液状化被害の大きい地域です。写真上のように電柱はほぼ全域で斜めになっています。水路を蓋がけしたところが斜めになるほどです。これでは人は通れません。この日の出地区は、常陸利根川に面した地域で、1971年(昭和46年)当時は水田、その後に造成、宅地開発が進んだ地区です。千葉県東方沖地震の際にも液状化した履歴があります。

 続いて、千葉県香取市佐原へ。小野川の北側、利根川に近い地域です。車道、住宅など被害を受けています。遠くからも傾いていることがわかるほどです。近くに道の駅・水の郷さわらがあり、そこから周辺を見渡すと、堤防をブルーシートで応急措置してあったり、重機で作業している場所もあります。
 海を埋め立てた場所、沼を埋め立てた場所、水田を埋め立てた場所、河川に近い場所などで起きた液状化現象をしっかりと調査し、そのメカニズムを明らかにすることが必要です。