
千葉市の中小企業数は、約8千事業所(01年)から約7千事業所(06年)へと減少しています。商店街も132(97年)から93(今年)と減少し、千葉市の地域経済も厳しい状況にあります。
循環型の経済施策は議員も当局も認識はしているので、どう地域経済の活性化を図るのか、そこは深く掘り下げて考えなければなりません。やはり地域経済を支える中小企業が元気でなければなりません。千葉市は来年度、新たに産業振興戦略を策定する予定とのこと。その中で、中小企業を含めた産業の基盤強化・事業方針を盛り込むということでした。
今回は結論として、地域経済振興条例の制定を求めましたが、先日伺った大阪府吹田市、北海道帯広市・釧路市の産業振興条例や中小企業振興基本条例の制定過程を紹介し、条例制定や計画・方針策定の過程が重要であり、市の責務や役割の明確化、中小企業団体を含めた協議会の設置で、地域内循環と産業振興にむけた議論の必要性を質問しました。ある新聞の記事では、この一問一答が「平行線」と書かれましたが、こうした視点に立って質問できたことで、「過程が大事なんだよ」と、まとめることができました。