千葉市立郷土博物館の4階部分には千葉市の近現代のコーナーが設けられています。以前は、プラネタリウムがあった場所です。プラネタリウムがなくなってからは、この4階部分は暗くなっていましたが、同コーナーが設置されたことによって明るくなりました。明治から昭和の時代までの千葉市に関する資料が展示され、映像も流れています。戦争に関する資料もあります。
戦後、千葉市がどのように発展していったのか、映像とともにわかるものとなっています。スペースに限りがあるので、私が以前、土気の市民センターに保存されていた戦前の遺品や戦災資料の数からすると物足りなさを感じます。さらなる工夫が必要だと思います。
2階の企画展示では、花見川区検見川町在住の新井英夫氏の写真展があります。戦前戦後の検見川の写真があり、貝や蟹などを捕る打瀬船や海苔の生産の様子などがわかります。埋め立てられる前は海岸が広がっていました。貴重な写真ばかりで当時の暮らしぶりなどがわかりました。