昨日17日に佐倉市内で開かれた、元沖縄県知事の大田昌秀さんを招いての講演に参加をしました。千葉県内で9条をまもるという一致点でつくられた九条の会・千葉地方議員ネットで主催し、今回は印旛地域で開くこととなりました(前回は柏でした)。
 「沖縄の歴史から 9条を考える」と題して、沖縄であの悲惨な戦争を体験された大田昌秀さんは、現在は85歳。大田平和総合研究所で現在、沖縄戦や基地問題について取り組まれています。

 沖縄戦について研究され、ご本人の体験など踏まえて熱く話をされていたので、1時間半という講演時間では足りなかったようです。沖縄についてより多くの方に伝えたいという思いを感じました。
 私が最初に沖縄に行ったのは学生時代。日本平和大会が沖縄で開かれた時でした。沖縄戦の中で住民が集団自決した壕(ガマ)の内部にも入ったことがあります。ガマで生活していた当時の食器や鍋などが残されています。手榴弾で爆死したり、幼い赤ん坊が泣けば、米軍に見つかるとして殺害したりといった話を聞きました。
 沖縄にある「平和の礎」の刻銘者は約24万人で、そのうち約1万5千人はアメリカやイギリス、台湾や韓国の人びとの名が刻まれています。千葉県は1,622人です。いかに勝ち目のない戦いをしたのか、沖縄戦の様々な資料からわかりました。

 講演の後は、大田さんを囲んでの懇親会で、沖縄に行った時の話をして名刺を交換しました。また、佐倉市の議員さんとも議会のことを話したりなど交流しました。