先日、船橋市民文化ホールで上映された、いのちの山河・日本の青空を観てきました。
映画の舞台は、岩手県沢内村。現在は合併して西和賀町となっています。長い間、無医村だった村で、映画の主人公である深沢晟雄さんは、父から医者になること期待され村を離れていた深沢さんは妻とともに帰郷し、村が抱えている「豪雪・多病・貧困」の解決に向けて立ち上がります。教育長・助役を経て、村長になります。その過程には「行脚と対話」で、村民の願いや要求を聞きつつ、婦人会づくりや村の広報創刊などに尽力されました。豪雪対策で、ブルドーザーを導入します。

 村長になって、「生命尊重こそが政治の基本でなければならない。住民の生命を守るために私は命を賭けよう」と、65歳以上の高齢者と乳児の医療費無料化を実施。全国で乳児の死亡率ゼロを実現します。これは、憲法25条1.すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。2.国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。としています。これに基づき、生命行政を実現させていきます。

 日本の青空Ⅱは、ぜひ観ていただきたい映画の一つです。