昨日午後から、美浜文化ホールで開かれた「美浜区平和と文化のつどい」に参加をしました。2時間半という短い時間でしたが、平和について考えることができました。平和と文化のつどいは今年で4回目となります。同つどいを準備されたみなさん、お疲れ様でした。
 つどいの第1部は、歌の調べ。地元千葉市で活動されているオペラ歌手の坂本さん(メゾソプラノ)と、大坪さん(バリトン)、ピアノの佐々木さんの演奏で、日本のうた、世界のうたが披露されました。日本のうたは、赤とんぼ、さとうきび畑、浜辺の歌、中国地方の子守唄、約束。世界のうたでは、マンマ、ロンドンデリーの歌、虹の彼方に、母の教えたましい歌、エーデルワイスの演奏です。

 第2部では、東京大空襲戦災資料センター初代館長の早乙女勝元氏の講演がありました。戦災資料センターについては、行ったことがあります。東京都江東区北砂にあります。1999年に東京都の「平和祈念館」建設計画が凍結となり、4,000名をこえる方々の協力で、2002年3月9日に同センターが完成しました。
 講演の初めに、証言にもとづいたマンガ(18分)が上映されました。東京大空襲では、女性・子ども・高齢者が犠牲になり、推定では10万人以上の方々が空襲で亡くなりました。当時の日本の平均余命は、男性で23.9歳、女性で37.5歳、驚くべき数字です。
 さらに、早乙女さんは戦後、平和と実感したことについて体験を通じて話してくれました。
 以前に、「一人ひとりの力は微力であっても無力ではない」という言葉を紹介したことがありますが、早乙女さんも、「1人はゼロに近いけれどもつないでいけば3にも5にもなる」と話してくれました。
 私に照らせば、議会で継続して平和問題を取り上げる議員はほとんどいません。しかし、平和市長会議への加盟や、平和資料館までは行きませんが、郷土資料館に平和資料室が設置されたことは前進です。
 平和の声をいつもいつもあげていきたいと思います。