今日は議会最終日です。昨日の決算審査特別委員会の報告を、委員長から受けて、各会派からの決算に対する認定・不認定の討論が行なわれました。自民・ネット・共産・公明・民主・新政の順に行なわれ、日本共産党市議団からは私が討論に立ちました。日本共産党以外の会派は、決算を認定しました。

 2009年度決算は、各会派も討論で冒頭に触れていますが、政令市ワースト1の財政危機にあることは、共通した認識です。問題は、深刻な財政危機の原因はどこにあったのかです。日本共産党市議団は、一貫して大型開発の見直しを求めてきました。またさらには、使い道のない土地を土地開発公社による用地買収(先行取得)を行なって、それを税金で買い戻し、それが千葉市の大きな負担となり、借金が増えることとなりました。こうした反省と教訓に立ってこそ、財政危機の打開に向けて進むことができます。しかしながら、蘇我臨海開発や千葉駅西口再開発など、蘇我スポーツ公園の縮減やモノレールの凍結など前進面はありますが、今後も多額の税金が投入されるため、大胆な見直しがない限り、認定することはできないと判断しました。
 
 今回の決算議会で、日本共産党は、福祉型公共事業の推進を求めたところ、市長は、「特別養護老人ホームや公共施設の耐震化など、地域経済の活性化への投資をする公共事業は重点的に配分して参ります」との答弁がありました。
 福祉型の公共事業を行なえば、福祉の維持・向上と雇用拡大につながり、地域経済へ与える影響は大きいので、その促進についても合せて求めました。続けて各局に対して指摘事項を述べて討論を終わりました。