今日は、日本共産党が創立して88周年を迎えた日です。日本共産党が誕生した当時は、天皇制や侵略戦争を反対しただけで、逮捕されたり投獄されるという時代でした。
 「主権在民」「戦争反対」「8時間労働制」「社会保障の充実」など、現在にも生きる要求を掲げて活動していました。これを良しとしない当時の体制側から、弾圧され、活動家は命を奪われるということまでありました。
 日本共産党は、どの時代も順調にその活動が進んだわけではありません。1970年代に全国に広がった革新自治体のもとで、日本共産党も大きく躍進し、79年には今回の参院選のような増税計画が出てきたもとで、「増税反対」を訴え、総選挙で39議席に躍進しました。その後の日本共産党を除く「オール与党」体制の下や、旧ソ連の崩壊によって、厳しい時期がありましたが、97年に消費税が増税(3%→5%)された翌年の98年に増税反対を貫いた日本共産党への支持がひろがり、参議院選挙で再び躍進しました。

 日本共産党は綱領で、「異常な対米従属からの脱却」「財界・大企業の横暴な支配の打破」を掲げ、真に「国民が主人公」の新しい日本をつくる展望を示しています。今回の選挙で問われた米軍普天間基地問題や、消費税増税と法人税減税などの根本には、綱領にある2つの異常なゆがみがあるからです。
 こうした中でも、日本共産党は「国民が主人公」の新しい政治をつくるために全力をあげます。88年の歴史を持つ党だからこそ、こうした決意ができます。

 党創立記念講演は、8月3日に行なわれます。