今日、午後2時から千葉市民会館の会議室で「考えてみませんかごみ問題」-ごみ減量化と「ルール違反者」への罰則について-と題して、元衆議院議員でごみ問題等の講演や運動に取り組まれている岩佐恵美さんを招いて学習会をおこないました。
 ごみ問題は、環境・資源の問題として、高知市の事例をあげ、同市が住民アンケートを行い、市民の環境問題に対する意識調査の結果では、環境問題に9割の市民が関心を持っていることが明らかになりました。関心事では地球温暖化が6割であるのに対し、ごみ問題は約12%にしかないが、詰め替え商品の購入や過剰包装等に対する関心が高いことから、こうした市民の関心に働きかけていくことがごみを減量につながるとの話がありました。

 日本のごみの実態は、焼却中心のごみ行政であるとズバリ指摘。日本は全体の78%のごみを焼却しているのが現状です。ヨーロッパでは各国で差はありますが、25%から50%の焼却率、燃やさないというルールがつくり上げられてきているとのことでした。
 また、ヨーロッパでは「製品に対する生産者の物理的および経済的責任が製品ライフサイクルの使用後の段階にまで拡大される環境政策上の手法」と定義されているEPR(拡大生産者責任)で企業の責任を明確にしていて、行政が負担している使用済み製品の処理に係る費用を製品の生産者に負担させているのが特徴です。

 質疑応答では、ごみステーションと収集業者のあり方、ごみの有料化、収集日が減ることについて、ルール違反者への過料について、子どもたちへのごみ問題の教育についてなどが出されました。


 ちなみに、この学習会ではお茶を出していますが、急須で注いでいます。ペットボトルは購入していません。マイボトルも持参される方も。身近なところからごみの減量です。