今日は、房総導水路事業について現地に行き水資源機構の職員のみなさんからの説明を受けました。房総導水路とは、九十九里地域や南房総地域などでは井戸水を使用していましたが、人口増加や、九十九里・南房総地域のリゾート化や都市・宅地化が進み、また、京葉コンビナートなど工場で使う水が高度経済成長期に必要となりました。千葉県は平坦な県ですので、安定的に水を確保できる水源を持っていません。こうした地域に、利根川の水を運ぶ房総導水路がつくらていきました。 この導水路は、佐原から大多喜までの約100キロメートルの間を水を送っています。千葉市水道も水利権を買って、緑区の土気地域に供給されています。
 この写真は、利根川両総水門の上から撮影。2つに分けられていますが、右が佐原の排水で、左側が房総導水路に引き込む水路です。
 この施設は、両総用水第一揚水機場です。上の写真の利根川両総水門からここに水が流れてきます。ここから一気に23mの高さまで水を引き揚げ、栗山川へ送られていきます。
 白い管の中を水が流れています。横にある18mの高さの階段を登ると、その先にはトンネルがあります。それが下の写真です。
 この水路入口の上には歴史を感じさせる碑や看板が設置されていました。水がどのように運ばれてくるのか考えさせられました。まだここが出発点です。この後、栗山川に流れ込み横芝揚水機場へ送られます。その模様はまた後日に。