今日、午後から行なわれた「ちば帰国者支援交流の会」の市当局との懇談に同席し、同会が提出した中国帰国者等への支援策充実を求める要望書への回答を踏まえ、交渉を行いました。

 戦後の混乱の中、中国に置き去りにされた中国残留邦人のみなさんが、苦難の人生を耐え抜かれてきたことは、みなさんもご承知のことと思います。こうしたことから国では、1年ほど前に新しい支援法を施行。法の趣旨には、「中国残留邦人等のおかれている事情にかんがみ、その方々が日常生活又は社会生活を円滑に営むことが出来るようにするために必要な配慮をして、親切丁寧に行なうもの」とされています。
 会のみなさんがこの間取り組まれた「帰国者の近況調査」の結果、7割の方々が「満足」「まあ満足」と回答しています。しかし、「まだ不十分な取り扱いがある」ことが調査で明らかになりました。その改善にむけて、市の努力も必要なところが浮き彫りになりました。

 要望の中身については触れませんが、懇談の中では、通訳を通してのやりとりのため時間がかかりますが、参加されたみなさんの思いが伝わってきます。生活・医療・言語・住宅等、さまざまな課題があるために、市・区役所での横の連携が必要なのかなと思いました。