今日、午後から千葉みなと駅近くにあるホテルオークラ千葉にて、千葉市国民健康保険運営協議会が開かれ、傍聴しました。私を含め傍聴者は6名(定員10名)でした。この間、私も議会では国保について何度か取り上げてきた問題です。冒頭、千葉市の脱財政危機宣言を受け、国民健康保険事業についても手をつけた、との説明がありました。12月議会で市長は、「保険料を改定せざるをえないが、低所得者には配慮する」と答弁がありました。
 
 現在の国保料と介護保険料の合計では、所得の約1割にもなる保険料です。年間所得100万円では、2人世帯で13万1,310円。所得200万円では21万9,310円。所得300万円では30万7,310円にもなります。世帯人数が増えれば保険料も引きあがります。
 そもそも国保料が高くなったのは、国の国庫負担率を45%だったものが、38.5%に引き下げられた結果です。いま千葉市の国保の約6割が年間所得200万円の世帯です。保険料を払いたくても払えない世帯が増え続けています。
 
 新年度からこれまでの軽減・減免制度を変更し、千葉市独自の減免制度も創設するとのことです。しかしながら、被保険者一人当たりの保険料は引き上がります。診療の時は3割負担ですから、安心して医療が受けられるか不安が広がります。一般会計からの繰入金、せめて政令市平均並みに増やすべきです。