ずっと以前に、このブログでもお伝えしたことがあると思いますが、731部隊に所属していた方の証言で、毒ガスづくりのことです。副題として「日本にも戦争があった」というシリーズの本を読んでいます。小学生や中学生でも読んでわかりやすいものです。
 今回は、「あなたは『三光作戦』を知っていますか」というのを読みました。『三光作戦』とは、「殺光」…殺しつくす、「焼光」…焼きつくす、「搶光」…奪いつくす、という戦前に中国で無抵抗の人々に残虐な行動を日本軍はとりました。この本で登場する方の兵士として戦地に行き、どのような考えを持ち、行動をしたのかがわかります。

 天皇の「手足」となり、上官の命令は絶対。「戦時訓」とよばれる中には、「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すことなかれ」と、捕虜になるより死ねとまで言っています。また作戦に出かける時は、手榴弾を帯につけ、自決できるようにしていました。
 「正義の戦争」はない、戦前の日本のアジアや諸外国への加害の事実をぬきにして、本当の平和を語ることはできないと感じました。