この間の議会の流れですが、開会初日の冒頭に、千葉市職員の給与に関する条例の改正が提案されました。
 私どもは、
1.公務労働者のみならず地域全体の生活悪化をもたらす。
2.職員とその家族の生活に影響する。民間労働者の賃上げ要求に水をさす。
3.労働基本権の代償性を放棄することにつながる。
4.来春の新たな給与引き下げを明らかにしており、モチベーションに影響する。
という人事委員会勧告の問題点を指摘し、デフレが言われているなか、雇用確保や賃上げをして、また直接雇用が当たり前の社会にし、個人消費拡大で不況の打開を図ることを訴えました。以上のような理由から、反対討論を先輩のふくなが洋市議が行いました。

 次に、市長から条例案や議案の提案理由の説明が行われた後、中村きみえ市議が多重債務者対策検討協議会の設置条例を提案。
 警視庁によれば08年の年間の自殺者3万人のうち約1700人が多重債務者と報告されています。行政が窓口となり、市民が安心して生活できる状況をつくり、多重債務者を法律家のもとへスムーズに導くため、学識経験者や関係機関、団体関係者などで構成する検討協議会を設置し、総合的な検討を行います。

 今日で議案研究が終わり、明後日から議案質疑が行われます。