SABU監督の映画「蟹工船」 先日、公開直後の映画「蟹工船」を観ました。プロレタリア文学の小林多喜二の作品「蟹工船」が原作です。映画の内容に触れると、いわゆる「ネタバレ」になってしまうので、実際に観に行っていただければと思います。 どこか現代に通じるものがあります。いま自分がおかれている状況は「自分の責任」「自分が悪い」と陥ってしまいがち。なぜこうなったのか、原因は何か、何を変えれば変わるのか、と自分で見つめ直したり、深く考え、学ぶことで見えてきます。いまそれが奪われているように思います。 「現代」の「蟹工船」を観ていただいて、いまの日本社会にうったえていることは何か、みつけていただければと思います。