美浜区新港のJR貨物跡地に、京葉線に沿って、横幅約105m、高さ約32m、奥行き約60mの倉庫が建設中です。外壁はほぼ完成のようですが、竣工は5月末を予定しているそうです。建設主はCMでも流れてる大手建設会社で、倉庫を使用するのは、これも大手洋服販売会社です。

今日、その倉庫をめぐって幸町団地住民と建設会社で、住民説明会がおこなわれ、私もそこに参加をしました。
住民のみなさんからは、「日照時間が短くなり、建物が巨大で圧迫感がある。」「京葉線が通過する音が跳ね返り、騒音がひどい」という声に、「関係する法律や条例はクリアしているので」「騒音も影響がないと思う」と回答しました。

住民や自治会関係者からは、「引っ越したいが、その費用は補償されるのか。病気の子どもがいて風邪をこじらせたら命にかかわる」と女性。「風向きが変わって、強風の時はひどい」「騒音の測量をお願いしたい」と要望が突き付けられました。

建設会社からは、「金銭的な対応は考えていない。あらゆるチェックを受けた上での建設なので」「市からは条例(※)に基づく対象範囲内に説明をしなさい」という指導はあったが、説明の対象となるところはなかった」「団地を管理するURに着工当時は連絡せず、あとに設計図等は渡した」と、騒音については測量を検討したいということでした。

自治会長の話によれば、ミハマニューポートリゾートができる時は、ちゃんと団地に説明があったが、今回の件については何もなかったそうです。

※条例…「千葉市中高層建築物の建設に係る紛争の予防と調整に関する条例」で、住民への説明義務があるのは、「敷地境界線から15m以内かつ建築物の高さの1.5倍以内の住民」「建築物の外壁から高さの2倍以内で、午前9時から15時までね日影の範囲内の住民」です。こうしたことから、幸町団地は説明義務の対象にはならないという判断です。

実際に被害を受けている住民がいることからすると、初動の段階で何らかの説明が必要だったのではないでしょうか。
写真は団地内から撮影しました。遠くに見えますが、倉庫の高さは団地(5階)の2倍ほどにもなります。