今日は、市内のある場所に保管されている戦争に関する資料や遺品などを見に行きました。郷土資料館などに展示されているものだけと思っていましたが、千葉空襲60周年の年に、市民のみなさんに呼びかけて、戦災資料などが寄せられたそうです。部屋に事務用のロッカーに、防虫剤や湿気とりなど入れて保存されていましたが、平和行政は、その市の首長の問題意識や平和の取り組みによって自治体ごと大きく違います。

大先輩の千葉みち子さん(元市議)と一緒に資料を見に行きましたので、当時の状況も交えて語ってくれました。戦争には資金が必要でした(今も)。千葉さんは、「国民に国庫債券(写真は400円)を買ってもらい、日本は資金調達していました。当時これだけのお金を持てるのは、資産家の家でしょうね。」と言っていました。戦災資料の展示は、夏場限りというイメージが強いですが、常設展示も含めて今後検討が必要だと思います。
下の写真は「軍事郵便」、戦地から届けられたものが多いようです。文書は必ず検閲され、プライバシーも何もなく、思想信条の自由もない時代でした。検閲の決済の名前が「佐々木」なのでちょっとビックリしました。