
大阪市の区政改革の基本的な考え方は、組織内(庁内)分権としての区政改革と市民参画を推進するところにあります。そして、目標とする区役所像を以下掲げています。
1.地域ニーズに迅速・的確に対応する身近なまちづくりの拠点
2.地域活動を支援し、地域課題の解決に市民とともに取り組む「協働」の拠点
3.情報を積極的に提供し、市民の声を広く聞く情報発信拠点
4.便利で快適なサービスを効率的に提供する身近な窓口
07年度は、予算に関する区長権限の強化と独自財源の充実の取り組みを進め、区への移管予算は14億4,000万円+重点政策事業予算1億5,400万円となっています。08年度は、さらに区への移管予算を進めて(40億7,400万円・前年比2.8倍)、重点政策事業予算枠の積極的活用(3億6,000万円・前年比2.3倍)、予算額を充実させました。各区が抱えている課題やまちづくりの考え方が入った事業を展開しています。例えば、歴史発信事業(北区)、区民との協働による放置自転車対策事業(福島区)、環境浄化事業(中央区)、このはなアートプロジェクト事業(此花区)など様々です。
また、区役所の窓口機能の充実として、大阪市では、05年6月から毎週金曜日の窓口延長(午後7時まで)、06年10月から毎月第4日曜日の開庁試行実施(午前9時から11時半まで)、08年度から毎月第4日曜日の全日開庁(午前9時から午後5時半)を行って、毎週金曜日と第4日曜の(延長)開庁を現在進めています。
写真は、撮り損ねたので、美浜区の保健福祉センター・文化ホールの写真で。