防衛大学校の教科書「防衛学入門」が、第2次世界大戦について、「自衛を基本にとし権益の増大とその衝突」と記述されていることが、日本共産党が発行する「しんぶん赤旗」の調査でわかりました。日本政府の立場「河野談話」「村山談話」に反して、日本は侵略国家ではないとした論文を発表した田母神前航空幕僚長の論旨と類似する内容が書かれ、防衛大学校における歴史教育のあり方が問われます。
政府の公式見解と異なる論文を発表した前航空幕僚長と、「戦後レジームからの脱却」「日本は神の国」…など、歴代の首相が、前航空幕僚長の考えを公然と言える土壌をつくってきたという点でも、政治の責任は重いと言えます。
この地図は、1943年8月25日に発行された『大東亞共榮圏寫眞大観』の見返し、「我々は世界地図を塗り替えているのだ」。日本の意図が見えてきます。この本は、「ビジュアルブック語り伝える空襲『日本が戦場になった日』-那覇空襲と関東の空襲」です。千葉県(千葉市)の空襲についても記載されています。

政府の公式見解と異なる論文を発表した前航空幕僚長と、「戦後レジームからの脱却」「日本は神の国」…など、歴代の首相が、前航空幕僚長の考えを公然と言える土壌をつくってきたという点でも、政治の責任は重いと言えます。

