本日10時から、美浜区役所・保健福祉センター隣の真砂中央公園で、美浜区防災訓練が行われ、参加をしました。議員も数名参加し、私は地域の方々に交じって、身近にあるもので応急措置ができる訓練に加わりました。毛布で暖を取れるように簡単に包る方法や、風呂敷で作るリュック(両手が使えるように)、写真にあるような、新聞で作ったスリッパなどです。この他、消火活動やAEDの使用、けが人の搬送するといった訓練が公園内で行われました。昨年と違う点は、美浜消防署にあるはしご車を使い、区役所屋上から被災者の救出。マンション最上階からの救助など、美浜区特有の条件での避難訓練がありました。


地域ぐるみでの防災意識を高めることは、必要ですが、いま国・県が各地の消防本部を統合する計画を策定しています。いわゆる「消防の広域化」です。これは06年に消防組織法の改正によるもので、管轄人口10万人以下の小規模消防本部を解消し、30万人以上に統合再編する消防広域化基本指針を国は打ち出し、今年の3月までに広域化の計画を策定するよう都道府県に求めています。2012年までに議会での議決が得られれば、施設整備費などの国の補助が得られるというものです。現在35都道府県で計画が策定され、635ある消防本部を174に統合する計画です。
千葉県は31ある消防本部を7に統合する計画を策定し、千葉市と市原市での消防の広域化となります。消防体制が強化されるとしていますが、保有できる消防自動車が減ります。
しんぶん赤旗(31日付)の報道の例を取れば、現在人口5万人の自治体では消防車を4台保有できますが、仮に3台保有しているとし、これが近隣6自治体と統合されると30万人、基準では14台となり、消防車を18台保有できるはずが、基準の14台、4台削減されてしまします。また、広範な地域となれば消防活動に支障をきたすことにもなりかねません。消防体制の強化であれば、地域の隅々まで行きわたるための消防体制こそ必要ではないでしょうか。