今朝あるテレビ局で、崩壊する地方政治シリーズが放送されていました。政府の三位一体改革のもとで、国から地方への税源移譲がおこなわれたが、都市部以外では地方税、法人税の税収がマイナスになっていること。国からの補助金で、今すぐに必要でない公共事業を進めた結果、多額の借金を抱えてしまって、職員の方の賃金カットが数%ではなく数十%規模でおこなわれた自治体が紹介されていました。財政問題は、奥が深く難解ですが、都市の基盤整備などのハード面だけが目立つ感じがします。
先日、千葉駅で労働相談を含めた駅頭宣伝をおこなった時に、高架下の歩道を埋め尽くす数多くの放置自転車があり、携帯のカメラで写してみました。9月議会で自転車の放置防止に関する条例と補正予算が賛成多数で採択されました。現在の一律700円の整理料をなくして、400~1800円の格差をつけていく中身です。党としては料金格差はつけるにしても上限700円にして、利便性に応じて料金を下げていく提案をしました。千葉駅の放置自転車を見ていて、市民生活にかかわる事業や、条例がどういうものなのかを、先輩・同僚議員や市・区職員の方々が一体となって市民に啓発していくソフト面も必要ではないかと感じた瞬間でした。